ゆるい三十代女の書き捨て日記

底辺人間がデキ婚して育児しながら書く日記です。

産後よもやま話① 入院生活

私が産んだ病院は、入院は一週間。
金曜に産んで木曜に退院でした。
夜はナースステーションに赤ちゃんを預けるという、日中だけ母子同室システム。
スケジュールは、

6時   起床、検温、赤ちゃんを迎えに行く
(7時  授乳)
8時  朝食
(10時  授乳)
12時  昼食
(13時  授乳)
14時  面会開始時間
(16時  授乳)
17時  夕食
(19時  授乳)
20時  面会終了時間、おやつ
(22時  授乳、赤ちゃんを預けに行く)
23時  消灯、就寝

こんな感じ!
この合間に、問診とか、院長の回診とか、週2回の診察とか、週2回の小児科医の赤ちゃんの診察とか、各種指導(なんか勉強会みたいなの)、エステのサービスなんかがある。
さらに面会客なんかも来るため、割と毎日忙しい(笑)


10日(金)  出産
11日(土)  赤ちゃんお世話指導、午後から母子同室、旦那、ママ、旦那両親が面会
12日(日)  私の診察(ここからシャワーOK)、旦那、ママ、ママのボーイフレンドが面会
13日(月)  エステ、沐浴指導、ママ、旦那面会
14日(火)  栄養指導、小児科の診察、ママ、旦那両親、旦那おばあちゃん面会
15日(水)  退院指導、私の診察、弟面会
16日(木)  退院

というスケジュールでした。
食っちゃ寝というより、バタバタしてて落ち着かないって感じ。うかうか寝てられないし。
合間にほうぼうへ出産報告とかしてたら、日記とか書く余裕もない。



ご飯は美味しかった!
レストランと、家庭料理の間くらいと聞いていたけど、まさにそんな感じ。
家庭料理にしては手が込んでるけど、レストランにしては素朴なメニュー。
味はとてもよかった(●´∀`●)
栄養バランスも素晴らしいかんじですな!
品数も豊富で、退院後のメニューの参考にしようと思って全部写真撮った!



そして、エステ!
病院に併設されてるエステサロンのエステが、一回無料で受けられるの。
若い女の子のエステティシャンだったけど、気持ちよかったよー\(^o^)/
でもそれでめっちゃリラックスして眠くなったのに、その後すぐ沐浴指導があって損した感じ。



シャワーは産んで3日目の診察からOKになりました。
毎日浴びた!
座ってシャワーが浴びれるシステムシャワーがあったけど、傷口が痛くて座れまてん(›´ω`‹ )
でも気持ちよかった・・・
なんせ出産時に髪がゲロまみれになりましたからね・・・ふふふ
ものすごく可愛らしくて綺麗なパウダールームもあって、赤ちゃん預けてのんびり髪や肌のお手入れしました(笑)



そして、何度もある各種指導。
赤ちゃん同室指導は、まぁ普通におっぱいのあげかた、オムツの変え方、赤ちゃん預けたり迎えに行くときのルールなど。

沐浴指導は退院後の沐浴の仕方。
その時一緒に指導受けたのが5人いたけど、みんな初産婦さんだった。
役所主催の母親学級でも習ったけど、病院で習ったのと全然違った。
病院で習ったものの方が、ずっと簡単で合理的でした。
保健師さんがマニュアルに沿って教えてくれるものより、毎日毎日何人もの赤ちゃんを沐浴させてる病院の助産師さんの方が、手馴れてるしコツがわかるっていうか。
鼻掃除の方法や、おへその消毒の方法なんかも習って、参考になりました\(^o^)/
こういうのって、一回見ただけじゃ覚えられないものだしねー。助かった!

栄養指導は、内容的には調乳指導。
うちの病院は完母推奨ではあるけど、ミルク否定でもない病院で、最初からミルクを足してました。
明治ががっぷり組んでいて、ミルクも、朝食の牛乳も、おやつのプリンやコーヒーゼリーも、全部明治だった(笑)
哺乳瓶にも明治のマークが付いてたし、退院時にも試供品もらいました。
で、栄養指導といえども明治から派遣されてきた栄養士さんが、ミルクの正しい作り方や飲ませ方、ミルクの栄養学などを講義するというようなもの。
退院後の食事とかもちょっとやったけどね。
今ほとんどのお母さんがそうだと思うけど、私も混合育児ちょっと母乳寄りを目指しているので、参考にはなりました。

そして退院指導。
退院後の生活や食事、傷や子宮の戻り具合、リスクや緊急時の行動など。
赤ちゃんの各種お世話や、成長について。
あとは避妊と家族計画についてや、1カ月健診、役所の届け出、制度について。
これは大変勉強になった・・・。
細かい事までいちいち不安なのが初めてさん。
一通り教えてもらって、さらに紙にまとめてあるのが心強い。
また、何かわからないことや困ったことがあれば24時間いつでも電話してこいとの心強い言葉(●´∀`●)
私はもともと検索魔だし、不安の権化みたいな人間だから、入院中もなんでも質問して!との言葉に甘えてあらゆることを(あらかじめネットで調べた上でさらに)質問しまくってた。
赤ちゃんが泣き止まないんですけど。ゲップがうまく出ないんですけど。おっぱい飲むとき息継ぎが下手なんですけど。おっぱいに鼻が埋もれてるんですけど。片側ばっかり向いて寝てるんですけど。唇におっぱいダコができてるんですけど。ミルクの途中で寝ちゃうんですけど。手足が冷たいんですけど。頭が柔らかいから頭持って抱いてると指の跡がついて怖いんですけど。ミルクを吐くんですけど。体重増えないんですけど。ウンチの色がこんなんなんですけど。ウンチがツブツブしてるんですけど。乳首が痛いんですけど。乳首咥えさせるの難しいんですけど。おっぱいが出るか不安なんですけど。おっぱい痛いんですけど。会陰の傷が痛いんですけど。悪露の様子が不安なんですけど。おっぱいやると子宮が痛いんですけど。便秘してるんですけど。

などなど。超メンドクセーな!
でも一つ一つ、適当にせず時間をかけて教えてくれた。みんなキビキビしてて怖いけど、素晴らしく真面目で一生懸命に応えてくれた助産師さんたちでした\(^o^)/




長女出産ものがたり⑤ その後〜感想まとめ

おまた確認のあと改めて赤ちゃんが処置のために連れて行かれ、ついでに旦那も連れて行かれ、私は1人に。
気がついたらお腹がぺったんこ!!
いつの間に!(多分産んだ間に(笑))
後産(胎盤)がいつ出たかわからないけど、気づいたら会陰を縫われてた。
切ったり縫ったりというのは産まれて初めてだけど、ずいぶん細かく縫うもんなんだなぁ。時間がかかった。


そして足の固定が外されたり、温タオルが渡されて身体を拭いて着替えたり。
髪もゲロまみれなんだけどさすがに拭ききれず・・・くさい(›´ω`‹ )
あと、背中の麻酔のチューブもすぐに抜かれ、点滴の針も抜かれ、やっと自由に\(^o^)/

そしてリクエストして、胎盤を見せてもらった!でかいトレーみたいなのに、胎盤とへその緒がデローン。
胎盤は赤ちゃん側しか見られなかったけど、青紫色って感じで生々しく血管がびっしり。
プリプリしてて、すんごくでかい!私の顔くらいあった気がする。
こんなにでかいのにほとんどの人が子宮口を避けてできるのがすごい。
裏側はレバーみたいらしい。
赤ちゃんが生まれる瞬間までちゃんと機能して酸素やら栄養やら送り出してたのに、産まれた直後に剥がれ落ちて出てくるなんて、すごい仕組み。哺乳類の進化半端ない。
ちょっとでも早く胎盤剥がれちゃうとソッコーで赤ちゃん死んでしまうのに。

へその緒は白くてプリプリプルプル。
白い半透明のホースの中に、血管がらせん状に透けて見える。
長さは一般的だそうです。
胎盤に近い側のへその緒を3センチくらい切って、木の箱に入れてもらった。
赤ちゃんに付いてる方と、形が綺麗な方を選んで取っておけだって!(●´∀`●)ナルホド



そんなこんなしてる間、ずーーーーーーっと泣いてる我が子。
すんごいでかい声。
隣の部屋から休まずオンギャー!フンギャー!と泣いている。
元気そうだわ・・・(●´∀`●)ヨカッター!
苦しい時が続いたから、赤ちゃんが胎便を出したりして羊水が濁ったりはしなかったんだろうか。聞けばよかった。

後日談だけど、赤ちゃんが処置されてるところはガラス張りになっていて、ママと弟と旦那の3人でその処置をずっと見ていたらしい。
ざぶざぶ産湯に浸かったり、なんか口にチューブ差し込んで機械でズビョビョビョーっと赤黒い液体を吸い出したり、体重や身体のあちこちを測って記録したり、目薬さしたり、手足の指一本一本数えたり(ほんとにやってたらしい)、なんか色々やってたらしい!
面白そう!ずるい!私も我が子が色々されてるの見たかった!
それで服着せられてなんか帽子までかぶらされて、分娩台で寝ている私のもとへまた赤ちゃんが連れてこられた。
そして旦那とママと弟もぞろぞろと分娩室へ。ママたちは特別らしい!
そして初乳を赤ちゃんに吸わせる。
ずっと泣きまくっていた赤ちゃんを、おっぱいに近づけるとパク!と乳首をくわえてちゅぱちゅぱ吸いだす!
ええー!!ほんとに吸う!すごいー!なんで知ってるの乳首!吸綴反射すげー!

目は閉じたまま。手はまだ羊水にふやけて白っぽくふにゃふにゃ。
だけどその手の形が旦那そっくりなの。
みんなで写真をバシバシ撮りながら、目がでかいだの頭がでかいだのワイワイ騒ぐ。

ママと弟は少しして帰って行ったけど、私は分娩台の上で念のため三時間休まなきゃならない。
旦那はずっとついていてくれて、私をねぎらったり子どもの顔を見てニコニコしたり、私の感想やら報告やらを聞いたりしていた。
ちなみに、分娩中は旦那は私の肩あたりにいて、私の左手を握ったり頭をマッサージしてくれたり、がんばれーとか声をかけてくれていました。
旦那も朝から大変だったね(笑)


旦那が帰り、私も赤ちゃんと別れて病室に運ばれ、食事も持ってきてもらったけど疲れすぎて気持ち悪くて一口ずつしか食べられなかった。
トイレが激痛!!(;´༎ຶД༎ຶ`)
実は麻酔が増えた頃から、カテーテルでおしっこ取ってもらってて、3回くらいかな?
尿道がめっちゃ痛い。
でもこれはすぐ回復しました。


これでやっと就寝!
長い1日が終わった・・・。




感想としては、やってよかった無痛分娩(笑)
正直いって、無痛ではない!減痛!
でも減らされた分の痛みははかりしれないです。
産んだ直後の写真も顔色も良く、友達みんなに驚かれたし、次の日からお客さん続々面会に来ても、まぁ心底疲れるみたいな感じにはならなかったし。
陣痛中も分娩中も、痛い!とか、うー!とか一度も言わなかったし、呼吸も最後まで落ち着いて深呼吸できていたと思う。
力も上手く抜けてたと思うんだけどなー。
会話もちゃんとできてたし、気絶するような痛みでは全くなかった。
骨の痛みはマジかよって思ったけど(笑)

そして、麻酔のチューブを入れるのはほんとうに気持ち悪くて苦しかった!
無痛だからって楽勝ではない!

もちろん、個人差もあると思う。
私より辛い人も楽な人もいると思う。
でも命がけなのは変わらないですね。
実際、極めて順調で問題なかった私の場合も、子どもがちょっと危なくなって、母子手帳には「胎児機能不全」のハンコが押されました。

つくづく、無事に終わってよかった(●´∀`●)
なるほど出産とはめでたいことなのだ!
よかったよかった感がすごい。
そして、妊婦がチヤホヤされる理由もよくわかった(笑)大仕事なんだね・・・



そして産後のいろいろ!
このブログは自分のための記録がメインなので、まだまだ面白くもないあれこれを書き連ねていきます\(^o^)/

長女出産ものがたり④ 分娩室へ〜出産

足が動かない\(^o^)/
めっちゃ痛い\(^o^)/
子ども心拍落ちてる\(^o^)/
で、パニクって思考能力が落ちている私。

この辺りで旦那が戻ってきたのかな?(記憶が曖昧)
そこへ、医師が入ってきた。
やはり子どもの心拍が落ちているらしい。
緊急帝王切開推しな雰囲気。
先生の言葉に焦りを感じる。
ま、マジで・・・(;´༎ຶД༎ຶ`)怖い・・・
とりあえず内診してもらうと、
「あれ?もう9センチってところだ。どうしよう・・・」
どうしようってどうなの(;´༎ຶД༎ຶ`)
「・・・?でも顔が前向いてるかもしれない」
ええー!?それじゃほんとに帝王切開じゃん!
助産師と医師がぼそぼそ相談している。
だってここが前でしょ?
こっちが肩じゃないんですか?
エコーしてみる?うーん。
持ってきます。

そして運ばれてくるエコーのモニター。
あれ?こっちが前か。
これ目ですよね?
これが前でしょう?

そんなこんなでワイワイやっているうちに、私の痛みはずんずん増していき、なんかもう、なんかもう、気持ち悪い・・・!!
と思った時には盛大にリバース\(^o^)/
先生にもかかったかもしらん。
「僕がエコーでお腹押したから吐いちゃったの?」と聞かれたけど、いや、そんなんじゃなく気持ち悪くて・・・すみません(;´༎ຶД༎ຶ`)
いきなり吐き気がきたもんだから、顔の横に吐いちゃってゲロまみれ\(^o^)/


実は日記には書いてなかったけど、隣の陣痛室にも陣痛中の人がいて、どっちが早いだろうねーなんて言われていたのでした。
その人はやはり初産で、陣痛きて夜中に入院したらしく、陣痛促進剤の私といい勝負だと思われていたらしい。
でも、2〜3時間前に「隣今吐いたみたいだからもうすぐね。吐き気がきたらそろそろだから、あっちの方が早かったわねー」なんて言われたとこ。
つまり、私も吐いたらもう少し・・・?


と先生や助産師もそう思ったのかどうかはわからないけれど、
「じゃあ、もう分娩室入ろう!」
となって、急いで服を着替えて身体を拭き、旦那にも手伝ってもらってみんなで大騒ぎしながら車椅子へ。なんせ足が全く利かないので大変でした・・・
なぜか車椅子押してくれたのは先生・・・


バタバタと色んな準備がされ(よく覚えてない)、両足が分娩台に固定され、右手だけ手すりを握る。
この時はみんな焦っていた。
先生や助産師さんの焦りを感じて、私も焦っていた。
早くしないと赤ちゃんが死んじゃう!
早く早く早く!
イメージトレーニングや自分の計画では、じっくり時間をかけて産むつもりだった。
なぜか、子どもの心拍数が低下するなんて考えてなかった。
緊急帝王切開とか、大量出血のリスクについてももちろん調べつくしていたけれど、妊娠の経過も子どもの成長も順調だったせいか、そんなことは起こらないとどこかで思っていた。

でも深呼吸もできているのに、子どもが苦しくなってるという状況にパニック。
予定通りにはいかないもんだね。
「ごめんね〜、苦しいね〜、なかちゃん頑張って〜もうすぐだよ〜頑張れ〜頑張れ〜」
とうわごとのように言っていた。

そんな感じでやっと準備が整い、陣痛室に待機させられていた旦那が呼ばれた。なんかママと弟も病院ついたみたい(笑)なぜ。
そしてトライ。
陣痛に合わせていきむ!
助産師さんは右から私のお腹を全力で押す!(超痛い)
お医者さんはなんか両腕私のおまたに突っ込んでなんかひっぱってる!
・・・私のおまたどうなってるの?(;´༎ຶД༎ຶ`)
腕が二本入ってるの?

骨がきしむくらいキツい陣痛の時と、圧迫感だけの陣痛のときがあって、前者は陣痛の開始と終了がはっきりわかるけど、麻酔のせいで後者はちょっと曖昧。
モニターしていても陣痛が来ているときは自分で言わないとわからないので、キツい陣痛のときだけ、「きました」といっていきむ。
それに合わせて助産師さんとお医者さんがサポートする感じ。
いきむたび、顔に力が入って熱くなるのを感じる。顔でいきんじゃダメなはず・・・下半身下半身!とか考えてた。(のちに旦那が「いきんでる時こめかみに青筋浮いてたよ」とか言ってた)
そして、いきむたびにお医者さんと助産師さんが肛門あたりを拭いている・・・
多分出てる!めっちゃ出てる!(;´༎ຶД༎ຶ`)
でもそんなんどうでもいい(笑)

なかなか出てこない。
吸引も二回した。
そしてやっと頭が出て・・・肩が出ない!!
お医者さんめっちゃ焦る!
だよね。ここまできたら帝王切開とか無理だし。
その間2分くらい。
やっと片方の肩が出て、「肩出た!もう終わりだよ!!」私の足越しに、目をぎゅっとつむった赤い顔が見える。
だけど泣き声が聞こえない。
「泣いてー(;´༎ຶД༎ຶ`)」
「泣いてなくても大丈夫よっ!」
助産師さんになんか叱られた(´・_・`)

見えなかったけど先生になんかされて、やっと泣き声が聞こえてきた。
すぐにへその緒が切られ、さっと身体を拭かれた赤ちゃんが、すぐに私の胸元に乗せられる。
カンガルーケア(●´∀`●)
そのとき心の底からホッとして、涙が溢れてきました。
よく覚えてないけど、よかったーごめんねーうわぁこんにちはーとか言ってた気がする(笑)

そしてすぐに赤ちゃんは諸手当のために連れて行かれ・・・てまたすぐ戻ってきた。
「おまた見せるの忘れた!ほら!見える!?女の子だよ!手足も4本あるね!!見える!?」
と、顔の前におまたブリブリ突きつけられた(笑)



そんなわけで、無事、分娩終了!
4月10日20:30、3554g、49.8cmの女の子でした。
かかった時間は9時間半。(自分的には朝9時とか10時には10分間隔だったと思うけどね。師長に11時からって決められたから!笑)


先生の話によると、母親の体格からすると大きめの子。だから肩が出るのに手間取った。(そういえばこれは妊婦健診でずっと診てもらっていた先生も言ってた)
太ってるわけじゃなく、母体からすると体格がいい、という感じ。

助産師さんの話によると、身体が大きいし先に破水したから子宮が狭くて、降りてくるのが難しく、それで苦しくなった?みたい。

無事に産まれてくれたので、もーいいです・・・(›´ω`‹ )
それにしても、38週で産んどいてよかった・・・
これ予定日まで待ってたら、絶対帝王切開だった気がする。




2回に分けて書くつもりだったのに、こんなに増えた(笑)字数制限がきつくて・・・
最後に感想をまとめます。


長女出産ものがたり③ 無痛麻酔〜

麻酔が効いてからは超余裕。
旦那とおしゃべりしたり、キャッキャイチャイチャしていて陣痛室の外まで笑い声が聞こえていたそうな。
旦那が無痛分娩について調べて最初の頃に抱いたイメージ、「穏やかに夫と談笑しながら陣痛の時間を過ごす」まさにコレ。
入院後から今までのことを報告したり。
何時間もかかる、という話を聞いて、時間つぶし用に本まで前もって買っていた旦那。
私も進撃の巨人の新刊読んだり(笑)
まぁ集中なんかできないですが。それにしても胎教に悪そう(笑)


けれど、そんな調子に乗った陣痛タイムも、さほどは長く続かなかった。
子宮の収縮が強くなってくると、痛みが上回る!そして、圧迫感?胸というかお腹というか、首を絞められてるような苦しさがムギュー(꒦ິ⌑꒦ີ)
ソフロロジーの呼吸に集中し、リラックスを意識するも、じんわりと汗をかいてくる。
しばらく耐えながら旦那に手や足をマッサージしてもらったり、扇子で扇いでもらったりしていたのだけれど、助産師さんが途中で「痛いですか?麻酔追加しますか?」と聞いてくれた。
追加できるんだ!!!!早く言ってよ!!!
・・・よく考えたら、麻酔ったって時間が経てば効果が切れるし、そしたら追加だよね。
ああー、無駄に耐えた(笑)

でも、追加してもらっても首を絞められるような圧迫感や足の付け根の痛みは消えなかった。
「圧迫感と骨の痛みは麻酔では消えないんですよね。子宮の痛みがない分、強く感じるかもしれないですね」
とのことだったけど、この足の付け根の痛みが骨の痛みなのかな?骨盤がグイッと開いて、じん帯とかが痛む感じだそうだけど・・・

そんなこんなしているうちに、キューっと陣痛が来ているときに、まさに破裂という手応えで、子宮口辺りで
ぱじゅっ!!!
と、何かが破れて噴き出す感覚が!
旦那にナースコールしてもらって助産師さんに見てもらうと、やっぱり破水!
そして、ここからどんどん痛くなってきた。
リラックスするためにちょっと寝たり、麻酔を追加したり、でも辛い・・・!



そして、ママが登場!
でも超KY。\(^o^)/
人がウンウン唸ってる時に、
どお?どんな感じ?これ何?なんのチューブ?
麻酔はどう?この数値は何?
あらこの扇子懐かしい!(奪って自分を扇ぐ)
◯◯君(旦那)、ちょっと休憩して〜ご飯でも食べてきたら?

・・・(;´༎ຶД༎ຶ`)帰れ!!!
ママ帰っていいよ!まだ産まれないから!産まれそうになったら連絡するから!
帰っていいよ!

旦那も私の怒りを察知してオロオロ。
ママは明らかにムッとして、娘に何かあった時にそばにいたいだけよ!とかなんとか言ってたけど、だったら邪魔にならないようにサポートして欲しい。
なんで出産で必死こいてる時にママに気を遣ってもてなさなきゃいけないの。

それでも私の剣幕に引き下がり、じゃあご飯食べてまた来るわ・・・と帰るママ。


ホッとしたところで、しばらくすると今度は旦那両親登場(笑)マンガか(笑)
様子はどお〜\(^o^)/\(^o^)/
旦那のママは、朝に陣痛促進剤打って、夕方に産んだ人だから、もう産まれんじゃね?と思ってるよなぁ。
せっかく来てもらったのにまだまだで、なんか申し訳ない・・・
「すみません、もしかしたら明日になるかもしれません。お構いできずすみません・・・」
とかなんとか言っちゃって、私の外ヅラが発揮される(笑)やっぱり義理の両親には気を遣ってるのかねー。
自分の母親にはめっちゃ腹立つのは、やっぱり、甘えているんだなぁ。
ごめんね、まだなんだよー構ってあげられなくてごめんねなんて思わないもんね(笑)
旦那自身に対しては、あれしてーこれしてー励ましてーそばにいてーって甘えマックス(笑)

でもまぁさっきの私の実母に対する剣幕を見ていたからか、旦那が旦那両親と食事に行こうと言って連れ出して行った。
旦那にも気を遣わせちゃったかな。



で、1人になった私。
すると、NSTの機械を見に来る助産師さん。
「ちょっと赤ちゃんの心拍が落ちてきてるんですよね。このまま進まなければ、いったん薬止めて明日また再開にするか、帝王切開ってこともあります。」
いやだーー!!(;´༎ຶД༎ຶ`)
こんなに痛いのに、明日まで延期とか絶対に嫌だ!陣痛促進剤止めても、朝まで絶対痛いでしょ!耐えられるかー!
それに帝王切開なんて絶対に嫌だ!
無痛分娩で10万追加で払ってるのに、さらに手術なんていくらになるの!
それに産後も大変だし、ここまできたんだから絶対下から産みたい!!
いやだ〜〜〜〜〜!!!!

と、念じたからなのか、一人きりになって気分や緊張が変わったからなのか。
突然下腹部に、ニュウ〜っと肉をかき分けて下に何かの塊が降りていく感覚。
そして、「骨」への大・大激痛!
恥骨らへんではあるんだけど、その周囲全体がミシミシメリメリっと押しつぶされるような乾いた痛み。
これが骨の痛みか!とはっきりわかった。
痛みレベルが一気にドカーンと上がり、明らかに今まで生きていて一番痛い。
思わず「嘘でしょ・・・マジで?」と冷静に独りごちた(笑)

このときやっぱり私は痛みでパニクっていたんだと思う。
何かが降りる感覚と、痛みの感じが変わったんだから、お産がなんらかの意味で進んだんだわけで、内診してもらえばよかったんだよね。
でも、パニクった私はつい麻酔の追加をお願いしてしまいました。
骨の痛みには麻酔は効かないって知ってたのに。これが骨の痛みってわかったのに。
すぐに麻酔は追加され、無駄に追加したせいで、下半身が全く動かなくなってしまった。
足が全然動かない!寝返りどころか、身動きすらできない!麻酔の効果は特に増えない!(涙)

さらにパニクる私(笑)
いや、痛かった・・・(笑)
次回でついに出産です。

長女出産ものがたり② 陣痛促進剤開始〜無痛分娩へ

4月10日(金)、ついに出産予定日!
あまり寝られず、5時半くらいに目がさめる。夜中も悪寒と腹痛で七転八倒。
6時助産師さんが来て、検温と服薬。これが陣痛誘発剤ね・・・
同室の隣の人が、ワゴンに乗った赤ちゃんを部屋に連れてきてた。ホニャホニャ(●´∀`●)
この病院は昼間だけ母子同室。

背中のチューブはまだ気持ち悪いけど、昨日よりはマシ。少しは慣れると医者が言ってはいたが・・・
8時になって朝食が運ばれるも、やっぱり気持ち悪さのせいで味気ない。かきこんで食べて、8時半には指示されていた個室へ。
陣痛室の隣にある、陣痛室その2みたいな病室(笑)

またNSTのベルトをつけ、内診。
助産師「うーん、バルーン、緩くはなってるけど・・・まぁいいか。抜いちゃえ」
グリグリ、キュポン。
助産師「バルーン抜けると子宮口は3センチなんだけど」
私「つまり今オマケで3センチ弱ってことですね」
助産師「空気読んでもらって、どうも(笑)  じゃあ、陣痛促進剤点滴始めまーす」

点滴が落ちる速度を調節することで、濃度をだんだん濃くしていくそうな。
マックスが120、スタートは18だったかな?
いきなりマックスにするととんでもない陣痛がいきなりきて子宮口は破裂とかするから(●´∀`●)とかサラッと言わないで怖い。

下着はすでに昨晩から産褥ショーツにでっかいお産パッド。
ついにスタートしたぜー\(^o^)/
とはいえ暇。
助産師さんの話によると、とにかく初産なので、今日中には産まれない可能性もある、あんまり早く旦那さん呼ぶと、暇すぎて空気悪くなるよ。とのこと。どんだけ硬いねん初産婦。てゆうか世の男よ、空気悪くすんな!
しかも、立ち会いについて話した年配の助産師さん(のちに助産師長と判明)がスゲー怖い。
面会時間は本来2時からだから、立ち会いの人は病院には入れるけど、2時まではこの部屋から絶っ対出ないで!ウロウロしないでっ!
他の患者さんに迷惑だから!!
そんなキツく言わなくても。こえー。


旦那に連絡すると、今すぐ行く!
いや、まだいいよ。まだまだかかるよ。
でもすぐに出られるようにしとかないと・・・
今日中には無理な可能性もあるよ
そうか・・・

みたいな。はらはら。
なかちゃんは相変わらずバシバシ蹴ったり、しゃっくりしたりしてる。ほんとに産まれるのかな・・・

それが、1時間くらいするとキューと痛くなってきた!
これが陣痛?NSTの数値もぐっと上がってきた。
旦那に、痛くなってきたよーとLINEすると、
おお、ちょっと待って!!
慌てさせてしまった。ごめん。暇なだけで、まだ全然です・・・
でも、ほんと一体いつ来たらいいのかね。
空気悪くなるってなんだ?
家にいても病院にいても落ち着かないもんね。私も暇だし。

ということで、お昼食べてから旦那はもう病院に来ることに。
この時点で11時くらいだったんだけど、30分ごとに陣痛促進剤の濃度はどんどん上げられている。
痛みもだいぶイテテテテテ・・・って感じになってる。
「陣痛きたかも」ってアプリがあって、それで痛みの間隔を記録してるんだけど、すでに2分間隔(・_・;
これってもう陣痛・・・なの?
勉強した限りでは、2分間隔になるのは子宮口は8〜9センチで、痛みはかなり強くてヒッヒッフーの段階のはず・・・
痛いは痛いけど、まだ無痛の麻酔入れるほどじゃない・・・と思う。まだいける。
ええ・・・どういうこと?ちょっと慌てん坊な前駆陣痛なの?
勉強した通りじゃなくて急に不安になる私(笑)

この辺ではまだ歩いてトイレに行けた。
イテテテテテ・・・と、助産師さんに介助されながら部屋に備え付けのトイレへ。
すると、当てたパッドにでろぉーーんと、プルプルドロドロの濃い血が!
助産師さんによると、進んでますね\(^o^)/
つまり、これがおしるし
子宮口はまだ4センチ。


痛みは2分間隔で、子宮口は4センチ・・・つまり苦しいのが長引くパターン?
促進剤ちょっとペース早いんじゃないの?
でも少なくして、微弱陣痛になったら怖い。
無痛の麻酔入れると微弱陣痛になることが多いそうだから、なるべくしっかりした陣痛ついてから麻酔入れたい。
私は、今日産みたい!さっさと産んで、麻酔のチューブも抜きたいのよ(笑)



モヤモヤと考えながら痛みに耐えてると、さっきの怖〜い師長さんがやってきた。
師長「痛くなってきた?」
私「結構痛くなってきました。」
師長「10分間隔になったのいつ?」
私「10時の段階で3分間隔くらいでした。」
師長「3分じゃないわよ!ハァーあのね〜、10分間隔なったときが陣痛発生なのっ!」
私「(知ってるし。そんなこと言われても、気づいたらもう3分だったんだもん・・・)痛いな、って思ったのがそのくらいだったんですよ」
師長「初産だしそんな早く陣痛くるわけないでしょ。11時にしとくわね」
私「(決めつけんなよ・・・ていうか決めるなよ)はぁ」
師長「あなたまだ無痛の麻酔入れてないの?ふん、私の頃はそんなのなかったわよ。よかったわねぇ〜楽できて」
私「ははは・・・ありがたいですね」
師長「痛いんだったらもう麻酔入れなさいよ。言ってくるわね!効くといいわね」
私「え、あ・・・ちょっとま・・・」
バタン。

なんなのこの人٩(◦`꒳´◦)۶ 
麻酔否定派なの?それともさせたいの?
つか強引!私のお産だぞ!(わがまま)

数分後、別の若い助産師さんがなにやら注射器を持ってやってきた。
私「すみません、やっぱり麻酔もうちょっとまってもらえますか」
助産師「え、でも今師長が・・・」
私「ごめんなさい、もうちょっとだけ頑張ります。微弱陣痛になるのが怖くて」
助産師「わかりました。自分が入れたいタイミングで。いつでも言ってくださいね」

やさしーい(●´∀`●)
と思ったのもつかの間、5分くらいしたら怒った師長さんが怒鳴り込んできた(笑)

師長「なんで麻酔入れないの!」
私「すみません、麻酔を入れると微弱陣痛になりやすいって聞いて・・・」
師長「それはわかるけど、あなた、陣痛くるたびに身体に力入っちゃってるでしょ!?そんなんだから子宮口開かないのよ!!」
私「(ムッ、入ってないし)今4センチって・・・」
師長「全然進んでないじゃないっ!!」
私「バルーン抜いた時、オマケしてもらったんでそうでもないんですよ(笑)もうちょっとだけ頑張ります」
師長「無駄な頑張りしなくていいから!!(捨て台詞)」
バン!!


( ;´Д`)なんなんだあの人は。
なんでそこまで高圧的になれるのだ・・・
黙ってたけど、今のところ我ながら呼吸は完璧だし、力なんか全く入ってない。
高校のときの演劇部で特訓した脱力と、最近練習していたソフロロジーのエクササイズのおかげやで!

でもまぁ、リラックスは痛み逃しに有効なのは知ってたけど、子宮口開くのにも有効なのね。
じゃあ早めに入れるのもありかもしれない。
でもまだいいじゃない。普通に話せるくらいの痛みだもん。これで微弱陣痛になって時間かかるのは嫌。
それに、旦那が来てから入れたいな。
お金出してくれるのも、無痛分娩進めてくれたのも旦那だし、お産の進みや処置の効果についても二人で見たい。


とかなんとか思ってたのに、旦那がなかなか来ない(笑)
その間にも、ずんずん痛くなってきた。
12時を過ぎたあたり、痛くて間隔の計測もできなくなってくる。
前言撤回(笑)もう麻酔入れよう(笑)
12時半ごろにそう助産師さんに伝え、準備を待っていると、ちょうど旦那が到着。
状況を説明し、助産師さんを待つ。
持ってきたのは、さっき見たのと同じ、注射器のようなもの。
それを私の肩のチューブに、にゅーっと注ぎ込んでいる。
効く人と効かない人がいる麻酔。
頼む効いてくれー!
すると、腰のあたりから下半身に向けて、背筋にソワァァァっと、冷たい感覚が広がっていく。
わ、冷たい!入ってきてる・・・!
というが早いか、お腹がねじ切られそうな陣痛がスーーーっと消えた。
夢からぱっと目が覚めたように、痛みが消え、仰向けで寝てることによる圧迫感やお腹の重みまでなくなった。
妊娠してること自体を忘れちゃったみたい!
うおおおおおお!!!ブラボーーーー!!!


私は麻酔効く人だったみたい(●´∀`●)
うわ楽ー!これは爽快!
背中のチューブの悪寒も慣れたのか一緒に消えたのかわからんけど、何の苦しみもない!
NSTのモニターを見ると、張りの数値は若干落ちたみたいだけど、ちゃんと収縮はしてるみたい。
これが10万円の価値・・・!
はしゃぐ私に、旦那も安心したように喜んでる。


この辺で多分昼の1時とか。
出産編、まだまだ続きます。

長女出産ものがたり① 入院〜無痛分娩の準備!

さっそく育児に追われております\(^o^)/ねみー!!
記憶が完全に消滅する前に書きとめないとね・・・!

というわけで、いろいろあるのでシリーズ化して(笑)、入院のところから振り返ってみようと思います。






4月9日(木)、ついに入院の日。
「1人で入院なんて心配」という旦那(笑)は、入院前に仕事を片付けるために朝早く起きて身支度。
「まだ寝てていいよ!」という言葉に甘えて、いつもは朝ごはんとか準備するところそのまま寝る(結果的にこれ正解)。

8時半ごろダラダラ起きて、ご飯食べて、洗濯して、部屋掃除して、入院の準備を最終確認。
そしたら、想像以上に早く旦那帰宅(笑)
この人は6時半からも仕事がある(・・;)
家の近所のインドカレー屋に食事に行く。

いよいよだねとか、早かったねとか、色々あったねとか、なかちゃんはどんな人なんだろうねとか、何度も何度も何度も何度も繰り返した会話をしながら、産前最後の2人での食事。
家に戻って少し休憩したら、もう出発の時間(・・;)
なんだかんだで荷物たくさん!
旦那に持ってもらっちゃって助かっちゃった。
あんなに色々イメトレしたりビクビクしたりしてたのに、結局破水も陣痛も起こらなかったねー、なんて話しながら。


電車でひと駅、駅から歩いて5分の病院に到着。
入院の手続きを済ませ、体重計ってから病室へ。
なんか・・・病院めっちゃ綺麗!
ホテルみたい。可愛らしくてオシャレ!!
部屋は2人部屋。お隣の若い産婦さんに挨拶すると、「頑張ってくださいね!!」と激励の言葉をもらう。
ちなみに、体重は先週より1.5キロプラス(笑)
やばい。開き直って食ってたからな・・・
でも今更怒られても仕方ないもんね!




病院のパジャマに着替えて、私は麻酔などのための処置へ。旦那は談話ルームで待機。
分娩室の分娩台の上で、最初はNST。赤ちゃんの心拍と動き、子宮の収縮をモニターして、赤ちゃんの元気具合をみるテスト。
腕には5分ごとに血圧を測るベルト。
30分ほどやると、もんのすごく具合悪くなってきた・・・
仰向けで寝るのをもう何ヶ月もやってないから、お腹が重くて苦しくて、うげぇぇぇ・・・
助産師さんがきたところで、横向きになっちゃだめですか・・・ときくと、ちょうどこれから背中に麻酔のためのチューブを入れると。指示に従い、横向きになって背中を出し、海老のように背中を丸める。お腹大きいからこの体勢も辛い。助産師さんが私の正面から足と首の後ろあたりを押さえる。
そして手術着の医師登場。
初めて会うお医者さんだった。
私の背骨や背中をちょこちょこ調べ、マジックペン?でなにやら色々背中に書き込んでる。
これがもうくすぐったくてくすぐったくて。
うひいいいいいとか言いながらびょこびょこ動いてたら、まだ何もやってない!どこから入れるか決めてるだけ!と2人に笑われた。
消毒をし、注射で麻酔をし、無痛分娩用の麻酔の管を背中の神経に通していく。
注射はそれなりに痛い、けど、背骨やら神経やらの場所だからね。なんか痛怖くて。そして、冷たい麻酔が背中に入ってくる・・・どわー
ギャー!(꒦ິ⌑꒦ີ)
でも、チューブを通すのがもっと怖い!
麻酔が効いているため、痛くはないけど、ぞわわわわわわ(;´༎ຶД༎ຶ`)
神経の管に、異物が差し込まれてるのが分かるぅー!!!
「押される感じがするだけ」と、医師にも言われたしネットの情報でも見たけど、どんな感じやねん!だよね。
ぬぬぬぬぬぬぬ・・・と、チューブが神経の横を進んでいく感じ、とまぁそのままの感覚です(笑)

そして、長〜いチューブを私の背骨の横に這わせてテープで固定。チューブの端は私の左肩を越えて、パジャマの胸元にとめられました。
助産師さん二人が、できあがった私の背中のチューブのラインを見て、「うーん、綺麗だね・・・」「うまいね・・・」と感心してる(笑)
先生もあなたも、すごく上手にできてたわよ、となぜか私も褒められた(笑)

それから点滴の針を左腕に入れて点滴をうたれる。無痛のチューブ入れるとなんかどうにかなるらしく?点滴。
この点滴の針からは、明日は陣痛促進剤が入れられることになります。

そして会陰の剃毛をされて、またNST
剃毛・・・やっぱしないとダメなのかー。
VIOの脱毛やってたから、そんな毛の量ないけど、生えてくるときチクチクするんだよね(´・_・`)
どうでもいいけど、左腕には点滴、右腕には血圧計、背中には硬膜外麻酔のチューブ、お腹にはNSTのコードと、あちこち管だらけの私。サイボーグみたい。

また30分NSTやってから、解放されて談話ルームに行くと、旦那が本を読みながらまだ待っていてくれた。
でもぼちぼち仕事だと言うので、別れを惜しんで帰って行きました。


病室へ戻ると、なんか少しずつ具合が悪くなってきた。
背中のチューブが気持ち悪い。
立っても座っても背中を丸めてもそらしても、背骨の中でチューブがうごうごしてすごい悪寒。
そうこうしているうちに夕食が運ばれてきた。夕食は毎日夕方5時
美味しいけど、具合が悪くてそれどころじゃない。かきこむように食べて、味がしない・・・


食後にまた呼び出され、分娩室へ。
今度は内診。子宮口は・・・1.5センチ!!
えー!?先週と全然変わってないじゃん!!
この一週間、おそるおそる過ごしていたのはなんだったんだ・・・
そして、子宮口の開きもスイスイで、バルーンもやらずにすんだりして♪なんて目論見はあっさり崩れ、グリグリとバルーンを仕込まれる。
バルーンのチューブをおまたの内ももあたりに貼り付けられ、また管が増えた・・・(つω-`。)
しかも、この時の内診とバルーン挿入がものごっつ痛かった!ギャーアって感じ!
私、内診は結構得意で、うまく力抜いて痛い思いしたことなかったんだけど、それは先生がうまいってだけだったのかな?
それとも、助産師さんが特別下手だったのかしら・・・
そして再度NST。・・・を始めたところだったんだけど、あたりがにわかにバタバタと慌ただしくなり、焦った様子で助産師さん同士がささやきあっている。
そして私に「ごめん!ちょっと中断!あとでまたやるかもしれないし、そうだとしても夜遅くなるかも。とりあえず病室で待ってて!」とか言って、分娩室から追い出される。
???まぁ、気持ち悪かったから解放されるのはいいけど。
とりあえず明日は、6時に陣痛誘発剤を飲んで、9時に点滴の陣痛促進剤を開始します、と予定を伝えられる。


よろよろと病室へ帰ると、仕事を終えて駆けつけてくれたママが、病室を片付けてくれていた。
あとお菓子やらせんべいやら差し入れいろいろ。
ひとしきり愚痴を吐いて、横になる。
ママが帰った後、どんどん具合が悪くなってきて、お腹もものすごい張り。
背中のチューブの気持ち悪さ、子宮の張り、胸のムカつきと圧迫感、お腹と腰に絞られるようなグワーっとした痛み。
脂汗をかいて、横になったまま動けない。
つらい・・・いたい・・・
なんなのこの具合悪さ・・・
まだ何も始まっていないのに!


入院の日を伝えていた友達から次々と連絡が入る(笑)
怪我で硬膜外麻酔を経験した友達に愚痴ると、「わかる。あまりに気持ち悪くて、私、足が痛くてもいいからチューブ抜いてください!って言ったわ」って・・・
知らなかったよおおお!こんなにつらいのかー!!

私、本当に産めるのかな・・・怖い・・・
と、急に不安になって、あと腹が立ってきた(笑)
なんだよ、無痛分娩とかいって、その準備だけでこんなにつらいんじゃん。
妊娠生活もいろいろつらいことたくさんあったのに、普通分娩でも麻酔分娩でも帝王切開でも、どれ選んでも超痛いしものすごくつらいんじゃん。中絶なんか選んだ日には、精神的にも肉体的にも大ダメージだし、妊娠しちゃった時点で、普通に生活してる中では絶対味わわないような苦痛を感じなきゃいけないんじゃん。
女だけ!なんで女だけ!
妊娠には自分の選択や責任があるとしても、なんで男は全く苦しまずに済むの?
「いいよね、男は気持ちいい思いしかしなくて」なんて、よく聞くけど単なるセクハラ発言だと思ってた。だってしょうがないじゃん。でも違った。しょうがないとかそんなレベルじゃない。女が女であること、そのハンディキャップはとてつもない!
この不平等感、絶望感。このとき心の底から理解した。
みんなこんな目に遭って子ども産んでるのに、性別がどうとか文句言われたり、無痛分娩や帝王切開なんて甘えだみたいなこと言う夫がいたりするわけでしょ。
なんなんだよ!なんで、なんで、なんで女っていうだけで!

こんな感じで、全ての男を憎悪しました(笑)
今思うと、かなりパニック状態ですね。


そんな時、マタニティ友達からラインが。
つらいよ痛いよ女って損だよこんなの酷いよぉぉ(꒦ິ⌑꒦ີ)と愚痴ると、
「私は苦しい思いをするのが自分でよかったなーと思うよ。旦那が痛いのはかわいそうだもん(●´∀`●)」

ちっくしょー、テメー、自分はもう産んだからって喉元過ぎやがって・・・(彼女は10日前に出産)
と心中毒づきつつ(笑)、少し冷静になる。
そうだよな・・・もし旦那が苦しんで産むとしたら?かわいそうだよね・・・
ゲロ吐いて気絶してのたうちまわって耐えなきゃいけない痛みに苦しんでいる旦那をみていられるかな?
無理だよなぁ。風邪でうんうん唸ってるだけで私泣いちゃうし。
立ち合いなんかできないな私だったら・・・
世の男は憎いけど、旦那が苦しまずによかった。私が他でもない旦那の子どもを産むことができてよかったな・・・


ありがとうマタ友(笑)


とはいえ、痛くて苦しいのは変わらない。
旦那にもLINEで愚痴りまくり、がんばれーえらいぞーかわいいよー好きだよーと応援させ(笑)、苦しい夜を過ごしました。
褒めて!励まして!!(;´༎ຶД༎ຶ`)
で、苦しくてなんか脳内ホルモン出たのか、ううー頑張るぞー!旦那大好きー!なかちゃんに会いたいー!産むぞー!頑張るぞー!苦しいー!嬉しいー!旦那大好きー!
みたいなトリップ状態に(ノ≧ڡ≦)
結局あんまり寝られませんでした。細切れでウトウトくらいはしたけど。
前日よく寝といてよかった・・・


ちなみに、夜11時の消灯寸前に助産師さんが病室にきて、バルーンの様子と、胎児の心拍をチェックしてました。遅くなっちゃったから、NSTは中止。
どうやら、私の隣の部屋の妊婦さんが、胎児の心拍数が低下して、緊急帝王切開になったそうな。だから元気な計画分娩の私は分娩室を追い出されたのねー。
さらに普通の分娩の人も重なって、てんてこ舞いだったらしい。
助産師さんが「大変だった・・・つかれた・・・」と漏らしていた(笑)






こんな感じの出産前夜、入院1日目です。
細かく書きすぎてすごい長くなってしまった・・・





生後1週間☆退院してきました!

すごく長かったような、あっという間だったような1週間が過ぎ、昨日の午前中、退院してきました!
3554gの娘は退院時には3700g台になり、元気に成長ししてくれているみたいです!

慣れない育児に試行錯誤で、さらに退院して夜中の育児も本格化し、いっぱいいっぱいの日々の予感ですが、記録を兼ねて、出産や入院中の出来事も日記にしていきたいと思います。
母乳もピューピュー出ています\(^o^)/
マジでミルキー味なのね!甘〜い!!


これから出産を控えた皆様、どうぞ頑張ってください!
無事のご出産をお祈りしています。
そして、出産を終えられた皆様、これからはママ友としてよろしくお願いします!