ゆるい三十代女の書き捨て日記

底辺人間がデキ婚して育児しながら書く日記です。

産後よもやま話③ おっぱい!


授乳。
奥が深い深い深〜い世界。
理論あり主義あり信仰あり。
みんなが悩んでる。みんながこだわってる。
真剣に苦しんでる。
なんなんだろうね!この世界!

今の日本は(どうやらアメリカ・イギリスも)母乳教が支配している様子。でも本当に母乳だけというのは難しい。
ミルクに脱落しては自分を責め、自己嫌悪し、劣等感を抱くらしい。
まぁ最近はミルクだっていいよね!と揺り戻し?がある様子ではある。
どうすればいいのか?何が正しいのか?
WHOの育児のガイドラインを読むと、絶対母乳!母乳は2歳まで子どものメイン栄養源。離乳食、ではなく母乳をサポートする補完食と考えよ!!
どうやらここが母乳教の総本山のよう。
アルコールやカフェインや薬を飲んだ時ですら、母乳のメリットの方が高いから母乳をやれとな。(この「デメリットを超えるメリットがあるか」って考え方、当然合理的ではあるけど、健康が絡むとちょっと腑に落ちないよね)
でも、天下のWHOだし、最新の医学の見地からの公的ガイドラインなので、説得力は抜群。


母乳は薄くならない。初乳だけでなく、ずっと抗体(常に母親が新しく作り続けている、赤ちゃんの周囲の環境の最新菌情報のもの)が含まれている!
母親にとっても、赤ちゃんにとっても、二人の関係にとっても素晴らしいのが母乳育児!
だそうです。
まぁ、そんな私も母乳教ではあるんだけど・・・


とはいいつつ、授乳については産前〜産後にかけて、母乳新教(母乳をメインに、必要に応じてミルクを使うことを躊躇わない主義)〜混合リベラル教(母乳とミルクを同じように使う主義。フェミニズムや男女同権思想と親和)を経て、桶谷教(独自の母乳信仰。やや禁欲主義傾向)をすこしかじり、母乳原理主義(WHO推奨。先進国や途上国も一緒くたの、母乳の効果と合理性に立ち返る主義。哺乳瓶すら否定傾向)に傾倒したのち、あえてミルキスト(母親のライフスタイルを第一にするため、ポジティブにミルクを選択する、ミルク教の一派)の思想を参考にもしつつ、母乳新教の保守派(母乳新教のうち、「母乳の補助」よりも「母乳の代用」として扱う派閥)に改めて入ったところですかね。(これらの分類はあくまで私の創作です(笑))

どれ選んでもこのご時世、まぁどの主義も健康に育てることに問題はないし、そんなに違いはないけど、育児の基本理念や家庭のありかた、女性の生き方にも関わるデリケートな部分なのね。
しかも、やはりおっぱいは女性の世界なので、ちょっと精神論というか、感情的な面が強い印象。完全にどっぷり浸かって振り回されてます私。ええ。
でも、極端な主義をあれこれ勉強してみると本当に参考になりますね。どれも主義としては割と一貫してるのですごく影響されるし(笑)




というわけで、楽しくおっぱいライフ。
具体的にどう授乳しているかというと、赤ちゃんがおっぱいを欲しがったらその都度好きなだけ飲ませる。
張って痛くてもなるべく搾乳しない。
右のおっぱいをあげるときは右だけ、左のおっぱいをあげるときは左だけあげる。
ぐずりまくっておっぱいが足りてるか不安になってもミルクはあげない。
人に預ける時、飲酒するときはミルクをあげる。その間は搾乳する。
人に預けている時搾乳した母乳は冷凍保存。
添い乳OK。

こんなルールです。
今のところ、1週間にミルク400ccくらいであとは母乳って感じですね。
母乳育児の挫折理由は、赤ちゃんの乳頭混乱と、母乳が足りてるかの不安からミルクを足してしまって分泌低下ということらしいので、母乳に関してはとにかく自分を信じる!
どうしても母乳をあげられない状況だけ、躊躇わずミルクをあげる、ってつもりですが、気楽に飲酒も外出もしてます。
我慢しない!ストレスためない!良い母親の振りしない!赤ちゃんのせいにしない!
勝手に気負って頑張りすぎて逆ギレ、が私のクセなのでね・・・


ありがたいことに、おっぱいはビュービューでています。
産前から、ギュッと絞ると黄色い母乳がポタポタ出てはいました。
産後2日目くらいまでそんな感じ。授乳時間のたびに、左右5分ずつ乳首くわえさせて、これほんとに出てるのかなー?って感じでした。
体重計ると10〜30ccくらい飲んでいたみたいですが。大さじ1杯とか2杯でしょ・・・?
やっぱり不安でした。
産後3日目の朝、おっぱいがぱっつんぱっつんに張っていて、激痛!
詰まってはいませんでしたが、とにかく重いー!
助産師さんが乳首のマッサージをしてくれようとしたけど、ふたもみくらいでビュー!と飛んで、あらこりゃもう出るね。勿体無いからあとは赤ちゃんにやってもらって!
てな感じで。

退院時には、一度に80ccくらい飲むようになりました。飲んだ後はパツパツのおっぱいがふにゃふにゃに。
退院後は搾乳器を買って、たまに絞って冷凍保存。だんだん白くなる不思議!
初期は本当に黄色かった。産後3週間くらいまでは黄色いです。
マジでミルキー色。味もミルキー(笑)
すごく甘いのね。
初乳に近い方が甘くて脂肪分も多い感じで濃い。




おっぱいについて調べまくった私。
おっぱいは飲めば飲むほど出るらしい。
そして飲まなければ出なくなるらしい。
産後初期としばらく経ってからでは、母乳分泌のプロセスが少し違うらしいけど、結局のところ、少食の赤ちゃんだろうと、食いしん坊な赤ちゃんだろうと、双子だろうと、おっぱいは必要な分だけ作られる。正確には、必要な分の3割増しくらいの量を常におっぱいに貯めとく感じで。
差し乳というのは間違いらしく、24時間作られ続けていて、そのペースが赤ちゃんによって調節されると。
はんぱねぇ・・・哺乳類はんぱねぇ・・・
スゲェ進化だ・・・
おっぱいが「あら、今回の妊娠は双子だったのね。双子分のおっぱい作らなきゃね」とおっぱいが判断するのがスゲェ!!

しかも、二つのおっぱいがそれぞれ判断するのがスゲェ!
「あら!?右のおっぱいになんか事故があったみたいね!?左パイの私が赤ちゃんお腹いっぱいになるだけ働かなきゃ!」
「左パイお願いね・・・右パイの私はもうおっぱい生産やめるわ・・・」
とか、左右で独立して対応可能なのがスゲェ!
もうどうしてそんな進化を遂げたのかさっぱりだよ・・・

私は以前から右パイが大きくて、乳首も綺麗な形。母乳も右のほうがよく出るらしく、分泌も良い。
その結果、右パイになんと妊娠線ができてしまった・・・
おっぱいに妊娠線できる人がいるらしい、というのがまさか自分自身とは(;´༎ຶД༎ຶ`)
おっぱいにも毎日毎日クリーム塗ってくれた旦那に申し訳がなさすぎる・・・!!

左パイも十分に出てて、シャワーのようになってますがね。



おっぱいをあげはじめてすぐとか、授乳から2時間後くらいに、催乳感?射乳感とかいう感覚が産後一週間くらいから起きてきました。
これがもうすごい痛い(笑)
プップップップッ・・・って感じで胸が張ってきて、イッテェーー!!ってなる。
それ以外でも、乳首やおっぱいがキーン!と痛む時がある。1日に10回くらい・・・
これは乳房神経痛?とかいうやつらしいが・・・
とにかく私のおっぱいは大騒ぎ。
なんか張りまくりの日とか、やたらふにゃふにゃで、出てるの?って不安になる日とか、まだまだ安定はしていないけど。
母乳育児が軌道にのるまで100日というし、気長に頑張ろう。